お掃除バトル漫画案その2

■主人公

「清潔 カン」

明るい性格の小学五年生。

成績は「答案用紙が汚れちゃうから」というアホな理由でお察し下さいレベル。

総合清掃サービスセンターに勤めていた父は他界している。

数年前までは掃除が嫌いで、毎日のように父親から「部屋を綺麗にしないとバチが当たるぞ」と怒られていた。

父親はゴミ屋敷を清掃中に、ゴミ山が崩れて巻き込まれてしまい死亡。

...「父ちゃんが死んだのは俺のせいだ!」

 

彼はその日から、汚れを見ると綺麗にしなくては気が済まない性格に変貌した。

形見のバンダナ(三角巾)を腕に巻き付けているが、バトルをする際は額に巻き付ける。

 

父親の死後、部屋を整理していたら隠し部屋を発見し、厳重にロックされていた倉庫から取り出した「七つの神器」、彼曰く「掃神器」を駆使してバトルする。

専用のリュックに普段は収まっているそれらは、必要に応じてマジックハンドが内側から伸びて、道具を手渡してくれる。

7つの神器を2本の腕、5本のマジックハンドに収める姿はまるで――「阿修羅」

 

■ライバル

「潔癖 ショウ」

クールでイケメンな小学五年生。

口癖は「フッ」「非効率だな」

カンのバトルを大雑把と評し、バトルを挑まれるも完勝する。カンにとって初の敗北で大きく成長するキッカケにもなっている。

凄まじい実力の持ち主で、武器である長箒と手箒の「二刀流」で戦う。

扱いが非常に困難な二刀流、それもアナログな箒で成績は無敗。

天才肌だが鍛錬は怠らず、学校の裏山には激しい修行によって、何本もの大木が切り倒されている。

マフラーをマスク代わりに口元を覆うスタイルも特徴的で、二刀流と相まってくないを持つ――「忍者」

実家はクリーニング店。ハウスダウトに犯されている弟がいる。ショウが掃除バトルを始めた理由の一つでもある。

 

中盤から、カンとの友情が芽生え唯一無二の「友達」として、悪の組織との闘争へと身を投じて行く――

 

■ヒロイン?

「キャニスター・アップライト」

掃除機の種類まんまですヨ

どっかの外国から来た小学五年生の女子。長いので「キャニス」と呼ばれる。

大人をも唸らせる美貌を持つが、性格に難がある。彼女自身が母国で開発した、最新鋭の掃除機「空飛ぶ掃除機」乗り物兼武器として活用している。

魔女帽子を被ったその外見は、現代に蘇った――「魔女」

日本国内に乗り込んだ挨拶代わりとして、カンとショウの通う小学校を狙う。

天才の自分が負ける訳がないと、自信たっぷりの彼女は2人と激戦を繰り広げるも「お前の掃除は楽しそうじゃない」とカンから、「フッ、掃除機だけを戦わせているに過ぎないな」とショウから酷評されてしまい、2連敗を刻まれてしまう。

以後、暫くはスランプになってしまう。

 

物語中盤で母国のライバルキャラ(キャニスが何でも1位を取るから、永遠の2位として屈辱を受けていただの宣う)を、掃除機の真の力を引き出して勝利を収める。

...その力は開発したキャニスをも知り得ない物であった。そう、バトルで成長するのは人間だけではない。人間の「清掃道具」の域を超えている、大切な「相棒」だと涙しながら理解する。

覚醒した彼女はカン&ショウにリベンジを申し込み、カンとは接戦の末リベンジ達成。ショウとは引き分けになってしまったが力を認められ、彼らとの友情を築き上げていく。

 

後半、カンとショウが好きになっちゃったと自覚して、どっちに告白しようか迷う展開がある。

 

■掃じい

70歳↑の飄々とした老人。

カンの神器のメンテを担当している、カンの父親の上司であった過去を持つ。

カンからすれば半分祖父の代わりとして、慕われているがその正体はかつて神器を自在に操り「不純物」を倒した伝説の掃除屋。

神器を封印したのも彼である。

高齢の為かつての力は残されていないが、カンに技術を伝授し影ながらサポートをしている。

 

■敵組織の幹部キャラその1

表向きは美人のフィギュアスケーター

裏の顔は雑巾をスケートに見立てて、疾走すればするだけ汚れを取り除いてしまう、恐るべきバランス感覚とスピードを併せ持った戦闘狂。

 

Q.そもそも敵の組織なのに何で綺麗にしているのか?

A.ボスのお考えとしては「一旦地球を清浄にしてから、改めて不純で汚物の世界へと上書きした」という、あまりにも回りくどいポリシーがあるからです。