漫画版メダロット5・Gのイトとネステンについて

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新装版も↑のがあるのか? 自分のは旧バージョン(と表記していいものか)で、ブックオフでも滅多にお目に掛かれない。売らなくて良かった~~!

 

漫画Gのラスボスはイト、ゲーム5のラスボスもイト。パートナー機体もハードネステン、ここまでは同じですが...

 

イトが事件を起こした動機が異なってます

 

ゲーム→メダと人の寿命の差を痛感、来るべき時を恐れている。間違いなく人であるイトの方が早く死んでしまう、ハードネステンとずっと一緒に居たいから自らの人格をメダルにコピーするのが目的。その手段は無茶な村おこしを提案したり、モニュメントを動かしたり、タマヤス屋敷の地下に眠っているフユーンストーンを手に入れる為です。この世に存在しない筈の物体に電圧を掛けて、完璧なコアを作る実験を劇中でもしてましたね。巨額の費用が掛かっているらしく、大金持ちであろうヤクモも、費用があまりにも賄えないと苦言を申しておりました。

 

実験材料として黒マントとなって、レアメダルやパーツを強奪してましたが恐らく心の底では罪悪感はあったのかもしれません。

だとしても戻りたくない、どんな手段を使ってもハードネステンと一つになれるのなら、犯罪に手を染めるのすら躊躇ありませんでした。

 

漫画→こちらは「イトがハードネステンと別れたくないから事件を起こした」のではなく「ハードネステンがイトと死別し一人ぼっちになる未来を恐れた」

 

ゲームではイトの度が過ぎた愛情を嬉しく思いながらも、他人を傷つけたり犯罪を犯している件には頭を痛めておりましたね。止めたかったけど止められなかったのでしょう。多分喧嘩嫌いですよあの子、「私達を見逃して!」って言ってましたしそしてめちゃ強いのもお約束。

 

ハードネステンの願いを叶えるために、直接メダロットを壊したりヒコオを話術で操って駒にしたりと、何だかゲームより凄い事してます。

 

*ここからは妄想です

 

イトの子共の頃からハードネステンは仲良しパートナーだった。

出逢いの当初はネステンの方が身長は高かったが、イトは人間でネステンはメダロット、当たり前だけどパーツを変えない限りメダの身長は絶対に変化しません。

 

誕生日が過ぎる度に、ネステンよりも身長が高くなるイト。ずっと子供のままではない、ロボトルして遊んで、それだけで毎日楽しく暮らせないとイトは段々世の中の知識を得て理解していきます。

 

イトが成人を迎える頃に、ずっと心に留めていた想いを打ち明けるネステン。

 

「私は変わらないけどイト、あなたは変わっているのよね」

 

人間は成長する、即ち死に近づいている。

ネステンはメダロット、メダルが破壊されない限り殆ど永遠の命を持ってしまっています。

 

(navi漫画のカイゼルさんはメダルが消滅しちゃいましたが、あれってそこまで年月経ってないよね? 謎だ)

 

ネステンはイトが死ぬ事を受け入れられる自信はない、あなたと離れ離れになりたくないと吐露します。イトも気がついていました、自分は絶対死ぬ、でもネステンは少なくとも自分よりは長生きする。人間×ロボットでの寿命の話はある種禁句、誰もが疑問に思っても考える事を放棄してしまってます。

 

パートナーの気持ちを知ったイトは、ずっと一緒に居られる方法を考え始めます。

それが「自分の人格をコピーしたメダロットとなる」です。

 

伝承の詳しい話は省きますが、地球に降り立った最初のメダロット(のミイラ?)を器にしようとしてましたね。

ちなみに人間がメダルになるはメダ4の伏線回収だったりします。

 

まてよ、人格をコピーしたメダロット即ち、メダルになると同じなのでは? メダルなければ動けませんし。

 

だったとしたらあのネステンの名前、一つの考察が出来ます。

元々キチンとした名前はあったが、目的を達成するまで「本来の名前を末梢」しイトと一つになるから新たに『イト』と名乗る事になる。

 

それともイトとネステン、二つの人格が混ざりあった物が誕生するのかな?

どうなんでしょうか、真実はほるま先生だけが知ってます。